
新入社員の工場体験記①~製造現場に入る前の準備~
そこで私、新入社員のSが工場体験をしてきました!
今回、体験に行ったのは群馬県にある関東工場です。

国内にある7工場の中で一番大きな工場です。ギョーザやシューマイ、業務用のケーキやゼリーなどのスイーツも生産しています。
早速、工場に入ってみましょう!
工場に入るためには、専用のICカードが必要となっており、セキュリティは万全です。私も入場管理をしている警備の方からICカードを受け取り、入場します。
まずは、着替えです。
工場の中に入り、さらに製造現場に入るため、指定の作業服に着替えます。


この作業服には毛髪や異物の混入を防ぐ様々な工夫があります。例えば、毛髪などが付着しないよう静電気が発生しにくい素材が使われていたり、異物を持ち込めないようポケットやボタンもありません。また、使い終わった作業服は個人では持ち帰らず、専門業者がクリーニングを行っています。
いよいよ、製造現場へ!・・・いえ、まだまだ入れません。
着替えを終え、製造現場に入る前に、以下の順番で異物や衛生対策を行います。
①粘着マットでの異物除去
製造現場用の靴に履き替える前に靴下についた異物を除去します。

②エアシャワーでの異物除去
エアーとミストによって除塵および除菌を行います。

③粘着ローラーを使った毛髪除去
50秒タイマーで計り、鳴り終わるまで念入りにローラーがけします。

④手洗い
30秒タイマーで計り、タイマーが鳴り終わってから水で石鹸を流します。

⑤金属検出機での異物確認
金属検出機を通過し、異物を持ち込んでいないか確認します。

⑥手洗い後のアルコール噴霧
手をかざしてアルコール噴霧を行い、除菌します。

製造現場へ入るためには、必ずここを通るので、異物や衛生の関所として機能しています。以上のような準備をしなければ入場できません。
編集後記
製造現場に入るまでにいくつもの異物除去対策や衛生対策があることを知りました。 例えば、作業服について、表面上からは見えない様々な工夫があることに驚きました。また、手洗いの際、時間管理が徹底されていることや、空港でしか見たことがなかった金属検出機を工場でも用いて異物確認を行っているとは思ってもみなかったです。
次回は、製造現場の様子を紹介したいと思います。 お楽しみに!